元気で矍鑠と一人暮らしを楽しんでいる高齢者もいれば、施設で穏やかに余生を過ごしている高齢者も少なくありません。一人暮らしや夫婦で暮らしている高齢者に敬老の日のプレゼントを贈ることは、お歳暮やお中元と同様で特に問題なく贈ることができます。しかし、施設にいる高齢者に敬老の日のプレゼントを贈る場合、どうしたらいいでしょうか。基本的には施設の決まりに従って贈ることが望ましいといいます。
施設の中には火気厳禁とされているところは多いため、火を使うようなものを贈ることは避けてください。また、香水や匂い袋のように周囲の人が良い香りと感じにくいものに関しても、避けたほうがいいといわれています。香水や匂い袋の場合、個人の好みが強く出てしまうため、施設から利用を止められることが多いです。盆栽などを贈ることも世話できない入居者であった場合、避けたほうがいいでしょう。
自分自身で世話できる入居者であれば問題ありませんが、世話のできない人の場合はスタッフに負担をかけてしまうため、申し訳なく感じるといいます。そのため、植物を育てるようなものも避けてください。普段使いできるようなものを積極的に送ることが望ましいとされているため、タオルや巾着など手軽に使えるようなものを贈ると喜ばれるでしょう。敬老の日だからといっても、施設で特別扱いを許されることは多くありませんので、施設の決まりや相手の状況に注意して贈ることが大切といわれています。